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シビック RS (AT)オートマは存在する?EXやe:HEVとの違いも解説

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スポーティな走りを楽しめるシビック RSに興味を持つ人の中には、「オートマ仕様はあるのか?」と気になっている人も多いだろう。結論から言うと、シビック RSは6速MT専用モデルであり、オートマ設定は用意されていない。そのため、オートマ車を希望する場合は、他のグレードを検討する必要がある。
シビック RSの魅力は、単なる見た目の違いではなく、専用のチューニングが施されたエンジンや足回りにある。シビック RSの馬力は1.5リッター直列4気筒ターボエンジンにより182PSを発生し、軽量フライホイールの採用によりレスポンスの良い走行が可能だ。また、シビック RSの駆動方式はFF(前輪駆動)となっており、安定したハンドリング性能を備えている。
では、シビック LX・EXとの違いはどこにあるのか。シビック RSはEXと同じエンジンを搭載しているが、サスペンションやブレーキの強化、専用のスポーツデザインなど、多くの点で異なる仕様となっている。また、シビック RSの価格は約419万円と、標準グレードよりも高めに設定されているが、専用装備や走行性能を考えれば十分に納得できる内容だ。
この記事では、シビック RS オートマの有無や、各グレードとの違い、購入を検討する際に知っておくべきポイントを詳しく解説する。シビック RSの選択肢を知り、自分に最適なグレードを見極めるための参考にしてほしい。

この記事のポイント

  • シビック RSにはオートマ(CVT)設定がなく、6速MT専用モデルであること
  • シビック RSの駆動方式や馬力、スポーティな走行性能の特徴
  • シビック LX・EXとの違いや、それぞれのグレードの特性
  • シビック RSの価格やコストパフォーマンスの評価

シビック RS オートマは選択肢にあるのか?

シビック RSにオートマ(AT)仕様は存在するのかを気にする人は多いでしょう。結論として、現行モデルのシビック RSは6速MT(マニュアルトランスミッション)専用であり、AT(オートマチック)仕様は設定されていません。つまり、シビック RSを購入したい場合、MTの運転が必須となります。

では、なぜオートマ仕様がないのでしょうか。その理由の一つとして、シビック RSのコンセプトが**「走りを楽しむ」ことに特化している**点が挙げられます。シビック RSは、軽量なシングルマスフライホイールや専用チューニングが施されたサスペンションを採用しており、ドライバーが自分でギアを選択することで、よりダイレクトな操作感とスポーティなフィーリングを楽しめるようになっています。これは、オートマ仕様では再現しづらい要素であり、あえてMT専用とすることで、スポーツモデルとしての魅力を高めています。

また、もう一つの理由として、シビック RSのターゲット層がMTを求めるユーザーに向けられていることが挙げられます。一般的に、新車市場におけるMTの比率はごくわずかですが、シビックのユーザー層は特にMTを好む傾向があります。実際に、マイナーチェンジ後のシビック RSは、受注台数の約7割がRSグレードで占められていると言われています。これは、多くのMT愛好家がこのモデルを待ち望んでいたことを示しているでしょう。

一方で、オートマ仕様のシビックが全くないわけではありません。たとえば、「シビック EX」や「シビック e:HEV」には**CVT(無段変速機)**が搭載されており、オートマ限定免許のドライバーでも運転可能です。特に、e:HEVはハイブリッドシステムを搭載しており、燃費性能を重視する人には適した選択肢となるでしょう。

このように、シビック RSにはオートマ仕様がないものの、シビックシリーズ全体ではオートマの選択肢が用意されています。もし「シビック RSが欲しいがオートマが良い」と考えている場合、EXやe:HEVを検討するのも一つの方法です。いずれにしても、RSを選ぶならMT操作に慣れる必要がある点は、購入前にしっかりと考慮しておくべきでしょう。

シビック RSとシビックの何が違うの?

シビック RSと通常のシビック(EXやe:HEV)は、見た目が似ているものの、いくつかの重要な違いがあります。その違いは大きく分けて**「走行性能」「デザイン」「装備」**の3つのポイントに整理できます。

まず走行性能の違いについてですが、シビック RSは1.5リッター直4ターボエンジンを搭載し、最高出力182PS、最大トルク240N・mを発生します。これは通常のシビック EXと同じスペックですが、RSは専用の軽量フライホイールやドライブモードを採用しており、よりレスポンスの良いエンジンフィールを実現しています。さらに、サスペンションも強化され、ローダウン仕様となっているため、コーナリング性能も向上しています。これに対して、シビック e:HEVは2.0リッターエンジンとモーターの組み合わせによるハイブリッドシステムを搭載し、燃費と静粛性を重視した仕様となっています。

次にデザインの違いについてですが、シビック RSは専用のエクステリアパーツが採用され、よりスポーティな印象を強めています。たとえば、フロントグリルやバンパー、ホイールはブラック仕上げとなっており、ヘッドライト周りやドアミラーもRS専用のブラックアクセントが施されています。さらに、リアスポイラーや18インチホイールなどが標準装備され、通常のシビックよりも引き締まったデザインになっています。一方、EXやe:HEVはシンプルなデザインが特徴であり、落ち着いた印象を与えます。

そして装備の違いですが、シビック RSには専用の内装デザインが施されています。赤いステッチが入ったスポーツシートや、アルミペダル、レザー巻きのシフトノブなど、運転の楽しさを高める装備が多数採用されています。さらに、シビック RSは6速MTのみの設定ですが、EXやe:HEVにはCVTが搭載され、オートマ限定免許のドライバーでも運転しやすい仕様になっています。

このように、シビック RSは通常のシビックと比較して**「よりスポーツ走行を楽しめる仕様」**になっているのが最大の特徴です。一方で、EXやe:HEVは燃費性能や日常使いの快適性を重視した設計となっています。そのため、「走りを楽しみたい人」ならRS、「実用性や燃費を重視する人」ならEXやe:HEVが適した選択肢と言えるでしょう。

シビック RSの駆動方式は?

シビック RSの駆動方式はFF(前輪駆動)です。これはシビックシリーズ全体に共通する特徴であり、一般的なハッチバックやセダンと同じく、フロントタイヤが駆動力を担う構造となっています。ホンダのスポーツモデルといえば、「タイプR」のようにFFでありながらも高い運動性能を実現する車種が多く、シビック RSも同様にFFでありながらスポーティな走りを楽しめるチューニングが施されています。

FFのメリットとしては、駆動系の構造がシンプルで軽量化しやすいことが挙げられます。これにより、コストを抑えつつもバランスの取れた走行性能を実現できます。また、雪道や雨の日でも安定した走行が可能な点も魅力です。四輪駆動(AWD)と比べてパワーロスが少なく、燃費にも貢献するため、スポーツモデルでありながらも実用性を兼ね備えています。

一方で、FFには弱点もあります。例えば、急加速時にフロントタイヤが駆動力と操舵の両方を担当するため、強いトルクをかけるとトルクステア(ハンドルが取られる現象)が発生しやすいことが挙げられます。しかし、シビック RSでは、電子制御技術やサスペンションの最適化により、トルクステアを抑えながら安定したコーナリング性能を実現しています。また、フロントヘビーになりがちなFF車ですが、RSは専用チューニングされたサスペンションや軽量フライホイールを採用することで、軽快なハンドリングを可能にしています。

FFの駆動方式は、シビック RSのコンセプトである**「日常で扱いやすく、それでいてスポーツドライビングも楽しめる」**という点と非常に相性が良いと言えるでしょう。実際、多くのホンダ車はFFをベースに開発されており、ホンダのエンジニアリングのノウハウが活かされた設計となっています。もし、よりダイナミックな走行性能を求めるなら、より強化されたシャシーとエンジンを搭載する「シビック タイプR」を検討するのも一つの選択肢になります。

タイプRとRSの違いは何ですか?

シビック RSとシビック タイプRは、どちらもホンダが誇るスポーツモデルですが、両者には明確な違いがあります。それは主に「エンジン・駆動方式」「シャシー・サスペンション」「デザイン・装備」の3つのポイントに分けられます。

まずエンジンと駆動方式についてです。シビック RSは1.5リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力182PS、最大トルク240N・mを発生します。一方、シビック タイプRは2.0リッター直列4気筒VTECターボを搭載し、最高出力330PS前後(市場によって異なる)という圧倒的なパワーを誇ります。駆動方式も異なり、RSはFF(前輪駆動)ですが、タイプRも同じくFFですが、専用のLSD(リミテッド・スリップ・デフ)やサスペンションチューニングによって、さらに高い走行性能を実現しています。

次にシャシーやサスペンションの違いですが、シビック RSは標準モデルのシビックをベースに専用のスポーツサスペンション、強化ブレーキ、大径ホイール(18インチ)などが装備されています。これにより、通常のシビックよりもシャープなハンドリングと安定した走りを実現しています。しかし、タイプRはさらに高度なチューニングが施され、専用のアダプティブダンパーや大径ブレーキディスク、さらには超高剛性ボディを採用することで、よりハードなスポーツ走行に耐えうる設計となっています。簡単に言えば、RSは「スポーティな走りを日常でも楽しめるモデル」、タイプRは「サーキットでの走行を前提に開発された本格派スポーツモデル」といった位置づけになります。

最後にデザインや装備の違いです。シビック RSは、エクステリアにブラックアクセントが施されたグリルやスポーティなデザインのバンパー、専用のスポーツシートが特徴的です。対して、シビック タイプRは、大型リアウィング、アグレッシブなエアロパーツ、専用デザインの20インチホイールなど、より攻撃的なスタイリングが採用されています。インテリアも、RSが「赤いステッチ入りのスポーティシート」を採用しているのに対し、タイプRは「専用のバケットシート」となっており、より走りに特化した作りになっています。

こうして比較すると、RSとタイプRはコンセプトがまったく異なることがわかります。RSは「日常的にスポーティな走りを楽しみたい人向け」、タイプRは「本格的なスポーツ走行を求める人向け」のモデルです。そのため、街乗りからワインディングまで気軽に楽しみたいならRS、サーキット走行を考えているならタイプRを選ぶのがベストでしょう。直近のシビックタイプRの販売状況や今後についての記事は以下

シビック RSの馬力と走行性能

シビック RSの馬力と走行性能

シビック RSは、スポーツモデルとしての走行性能を追求しながらも、日常的に扱いやすい仕様となっています。搭載されているエンジンは1.5リッター直列4気筒ターボで、最高出力182PS(134kW)、最大トルク240N・m(24.5kgf・m)を発生します。このパワーは一般的なコンパクトカーやファミリーカーと比較すると十分に高い水準ですが、本格的なスポーツカーである「シビック タイプR」の2.0リッターターボエンジン(約330PS)と比べると、穏やかな設定といえます。

しかし、RSの走行性能は単なる数値だけでは測れません。このモデルの特長は、軽量シングルマスフライホイールの採用によってエンジンレスポンスが向上している点です。従来のダブルマスフライホイールよりも30%慣性モーメントを削減しているため、アクセルを踏み込んだ際の吹け上がりが鋭くなり、よりダイレクトな加速フィーリングを楽しむことができます。また、エンジンの回転落ちもスムーズなため、シフトチェンジ時のフィーリングが向上し、スポーツドライビングの楽しさを引き立てます。

加えて、専用チューニングが施されたサスペンションもRSの大きな魅力です。車高が5mmローダウンされ、スプリングレートはフロントが従来比で約20%、リアが30%高められています。これにより、コーナリング時の姿勢変化が抑えられ、より安定したハンドリングを実現しています。さらに、ステアリングにはトーションバーの剛性アップが施され、ハンドルを切った際の応答性が向上しています。この調整によって、街乗りでも適度な手応えがあり、高速道路やワインディングロードでは狙ったラインを正確にトレースできるのが特徴です。

また、ブレーキ性能の強化もRSの特徴の一つです。フロントブレーキローターが大径化されており、より強力な制動力を発揮します。スポーツ走行時はもちろん、日常の運転でも安心感のあるブレーキングが可能です。さらに、専用のドライブモード設定があり、「スポーツモード」を選択するとスロットルレスポンスが向上し、よりダイナミックな走りを楽しむことができます。

このように、シビック RSは単なる「馬力勝負」の車ではなく、レスポンスの良いエンジン特性、精密なハンドリング、強化されたブレーキなど、総合的な走行性能を高めるための工夫が凝らされたモデルです。パワフルな加速を求めるのであればタイプRが適していますが、**「気軽にスポーツドライビングを楽しみたい」「街乗りからワインディングまでバランスの取れた性能が欲しい」という人にとっては、シビック RSが最適な選択肢になるでしょう。

シビック RSの値段は高い?コスパを検証

シビック RSの車両本体価格は419万8700円(税込)です。これは、同じシビックシリーズの「EX」グレード(379万8300円)よりも約40万円高く、また一般的なコンパクトカーと比べると高価格帯に分類されます。しかし、この価格が「高い」と感じるかどうかは、装備内容や走行性能を考慮した上で判断する必要があります。

まず、RSには専用のスポーツチューニングが施されています。例えば、軽量シングルマスフライホイールの採用や、エンジンのレスポンスを向上させる専用チューニングが行われており、EXグレードとは一線を画す走りを提供します。さらに、専用のスポーツサスペンションや、大径化されたブレーキローターなど、走行性能を高めるためのパーツが数多く採用されています。これらをアフターマーケットで追加する場合、40万円以上のコストがかかる可能性が高いため、純正装備でこれらの性能を得られるRSはコストパフォーマンスが優れているといえるでしょう。

また、内外装の装備も充実しています。外観では、グロスブラック仕上げのロアグリルや専用デザインの18インチアルミホイール、ブラックアクセントが施されたドアミラーやアンテナなど、よりスポーティなデザインとなっています。インテリアも、赤いステッチ入りのウルトラスエード×プライムスムースの専用シートを採用し、細部にわたって「スポーツモデルらしさ」が演出されています。これらの装備をEXグレードにオプションとして追加することはできないため、RSならではの特別感を味わうことができます。

一方で、注意すべき点として価格の高さと燃費性能があります。RSは走行性能を重視しているため、WLTCモード燃費は15.3km/Lと、ハイブリッドモデル(e:HEV)の22.0km/Lと比較するとやや劣ります。また、419万円という価格帯は、同クラスの車種の中でも比較的高めに設定されています。例えば、マツダ3の2.0Lガソリンモデル(約350万円前後)やトヨタGR86(約350万〜380万円)と比較すると、価格差があることは事実です。そのため、単純な価格だけを見ると「高い」と感じる人もいるでしょう

しかし、RSの価値は単なる価格比較では測れません。前述の専用チューニング、走行性能の向上、スポーティなデザイン、特別な内装装備を考慮すると、この価格設定は決して割高ではないと言えます。特に、MTモデルの需要が減少している中で、純正で6速MTを選べるスポーツモデルは非常に貴重です。さらに、ホンダの高い信頼性や耐久性を考えると、長期間にわたって安心して乗れることも大きなメリットとなります。

結局のところ、シビック RSは「価格が高い」というよりも、「高性能な純正スポーツモデルとしての価値が詰まっている」と言えます。**「スポーティな走りを純正のまま楽しみたい」「MT車にこだわりがある」「日常使いとスポーツ性能を両立したい」**と考える人にとっては、十分にコストパフォーマンスの高い選択肢となるでしょう。

シビック RSの値段は高い?コスパを検証

シビック RSの車両本体価格は419万8700円(税込)です。これは、同じシビックシリーズの「EX」グレード(379万8300円)よりも約40万円高く、また一般的なコンパクトカーと比べると高価格帯に分類されます。しかし、この価格が「高い」と感じるかどうかは、装備内容や走行性能を考慮した上で判断する必要があります。

まず、RSには専用のスポーツチューニングが施されています。例えば、軽量シングルマスフライホイールの採用や、エンジンのレスポンスを向上させる専用チューニングが行われており、EXグレードとは一線を画す走りを提供します。さらに、専用のスポーツサスペンションや、大径化されたブレーキローターなど、走行性能を高めるためのパーツが数多く採用されています。これらをアフターマーケットで追加する場合、40万円以上のコストがかかる可能性が高いため、純正装備でこれらの性能を得られるRSはコストパフォーマンスが優れているといえるでしょう。

また、内外装の装備も充実しています。外観では、グロスブラック仕上げのロアグリルや専用デザインの18インチアルミホイール、ブラックアクセントが施されたドアミラーやアンテナなど、よりスポーティなデザインとなっています。インテリアも、赤いステッチ入りのウルトラスエード×プライムスムースの専用シートを採用し、細部にわたって「スポーツモデルらしさ」が演出されています。これらの装備をEXグレードにオプションとして追加することはできないため、RSならではの特別感を味わうことができます。

一方で、注意すべき点として価格の高さと燃費性能があります。RSは走行性能を重視しているため、WLTCモード燃費は15.3km/Lと、ハイブリッドモデル(e:HEV)の22.0km/Lと比較するとやや劣ります。また、419万円という価格帯は、同クラスの車種の中でも比較的高めに設定されています。例えば、マツダ3の2.0Lガソリンモデル(約350万円前後)やトヨタGR86(約350万〜380万円)と比較すると、価格差があることは事実です。そのため、単純な価格だけを見ると「高い」と感じる人もいるでしょう

しかし、RSの価値は単なる価格比較では測れません。前述の専用チューニング、走行性能の向上、スポーティなデザイン、特別な内装装備を考慮すると、この価格設定は決して割高ではないと言えます。特に、MTモデルの需要が減少している中で、純正で6速MTを選べるスポーツモデルは非常に貴重です。さらに、ホンダの高い信頼性や耐久性を考えると、長期間にわたって安心して乗れることも大きなメリットとなります。

結局のところ、シビック RSは「価格が高い」というよりも、「高性能な純正スポーツモデルとしての価値が詰まっている」と言えます。**「スポーティな走りを純正のまま楽しみたい」「MT車にこだわりがある」「日常使いとスポーツ性能を両立したい」**と考える人にとっては、十分にコストパフォーマンスの高い選択肢となるでしょう。

シビック RS オートマを購入する前に知るべきこと

シビック RSを購入する際にまず押さえておきたいのは、RSグレードにはオートマ(CVT)の設定がないという点です。シビック RSは、スポーツ志向のドライバーに向けて設計されており、6速MT(マニュアルトランスミッション)のみの設定となっています。そのため、オートマ仕様を探している場合は、別のグレードで検討する必要があります。

シビックシリーズには、「EX」というグレードが存在し、こちらにはRSと同じ1.5リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載したCVT仕様がラインナップされています。エンジンの出力はRSと同じ最高出力182PS、最大トルク240N・mですが、トランスミッションがCVTになることで、変速のスムーズさや燃費性能の向上が期待できます。特に、市街地走行が多い場合や、渋滞の多い環境では、オートマのほうが快適に運転できるため、MTに慣れていない人や運転のしやすさを重視する人にはEXグレードが適しています。

一方、RSはよりダイレクトなドライビングフィールを楽しむためのモデルです。6速MT専用の設定となっており、軽量フライホイールの採用によってエンジンレスポンスが向上しているほか、サスペンションやブレーキのチューニングも専用設計となっています。オートマの快適性よりも、**「クルマを操る楽しさを味わいたい」「自分の意志でシフトチェンジをコントロールしたい」**という人には最適な選択肢となります。

また、シビック RSには「レブマッチシステム」が搭載されており、ダウンシフト時に自動でエンジンの回転数を合わせてくれる機能が備わっています。これにより、スムーズなシフトダウンが可能となり、ヒール&トウのような高度なテクニックが不要になります。この点は、MT初心者にとっても大きなメリットとなるでしょう。

もし、**「RSのスポーティなデザインや走行性能には魅力を感じるが、オートマで乗りたい」**という場合は、EXグレードを検討するのがおすすめです。EXはRSと共通のパワートレインを搭載しており、外観や内装は若干異なるものの、シビックならではのスポーツ性を感じられるモデルとなっています。

購入前には、MTの運転が自分に合っているかどうかをよく検討し、試乗してフィーリングを確かめることが重要です。特に、普段の運転環境やライフスタイルに応じて、どちらのトランスミッションが最適かを考えたうえで選ぶと、後悔のない購入ができるでしょう。

シビック RSの価格は高い?その理由とは

シビック RSの車両本体価格は419万8700円(税込)で、同じシビックシリーズのEX(379万8300円)と比べて約40万円高く設定されています。この価格を「高い」と感じるかどうかは、搭載されている装備や走行性能、そして市場の状況を考慮する必要があります。

まず、RSがこの価格設定になっている最大の要因は、専用のチューニングと装備が施されている点です。エンジン自体はEXと同じですが、RSには専用の軽量シングルマスフライホイールが採用されており、エンジンレスポンスが向上しています。また、サスペンションは車高を5mmローダウンし、バネレートをフロントで20%、リアで30%高めることで、よりスポーティな乗り味を実現しています。これらの変更は、EXにはないRS専用の装備であり、単なる外観の違いではなく、走行性能に直結する要素となっています。

次に、RSには専用のブレーキシステムが採用されている点も価格に影響を与えています。フロントブレーキローターが大径化され、より強力な制動力を発揮できるようになっており、高速走行時やワインディングロードでの安心感が向上しています。さらに、ブレーキペダルのコントロール性を向上させるためのチューニングも施されており、細かい操作でも確実に減速できる設計になっています。

また、RSはデザイン面でも差別化されています。エクステリアでは、ブラックアウトされたロアグリルやヘッドライトガーニッシュ、専用デザインの18インチアルミホイールなど、スポーティな仕上がりとなっています。インテリアも、赤いステッチが施されたウルトラスエード×プライムスムースの専用シートや、レッドアクセントの入ったエアコン吹き出し口など、RSならではの特別なデザインが採用されています。これらの内外装の違いも、価格が高くなる要因の一つです。

さらに、RSは日本国内で非常に貴重な6速MT専用モデルであることも、価格が高い理由の一つです。現在、日本の新車市場ではMT車のラインナップが減少しており、シビック RSのようにスポーツ性の高いMTモデルを新車で購入できる機会は限られています。そのため、希少価値が高く、一定の需要があるため、価格設定も高めになっています。

一方で、価格の高さがデメリットになり得るケースもあります。同クラスの他メーカーのスポーツモデルと比較すると、例えばトヨタ GR86(約350万〜380万円)やマツダ3(約350万円前後)といった選択肢もあり、純粋な価格面だけを見れば、より手頃なスポーツカーも存在します。また、RSはガソリン仕様のため、e:HEV(ハイブリッド)モデルのような燃費性能は期待できず、燃費重視の人にはコストが高くつく可能性があります

しかし、RSの価格には**走行性能の向上や専用装備の追加、希少なMT設定といった「付加価値」**が含まれています。単純な価格比較ではなく、これらの特別な仕様をどう評価するかが重要です。特に、「スポーツドライビングを純正のまま楽しみたい」「MT車にこだわりがある」「より精度の高いハンドリングを求める」といった人にとっては、価格以上の価値を持つモデルといえるでしょう。

シビック LX・EXとの違いを比較

シビックには複数のグレードが設定されており、その中でも「LX」「EX」「RS」は、それぞれ異なる特長を持っています。どのグレードを選ぶべきかを判断するために、これらの違いを詳しく比較していきます。

まず、パワートレインの違いについてです。

シビック LXとEXは、どちらも「1.5リッター直列4気筒ターボエンジン(182PS / 240N・m)」を搭載し、トランスミッションはCVTが採用されています。一方、RSは同じエンジンながら6速MT専用となっており、エンジンレスポンスを向上させるために専用の軽量シングルマスフライホイールが採用されています。これにより、RSはよりダイレクトな加速フィーリングとスポーツ走行に適したチューニングが施されています。

次に、走行性能とサスペンションの違いです。

LXはベーシックグレードのため、基本的なサスペンション設定となっており、快適性重視の乗り味です。EXはLXよりも少ししっかりした足回りとなり、高速道路での安定感が向上しています。RSはさらにスポーティな専用サスペンションが採用されており、車高は5mmローダウン、バネレートもフロントが20%、リアが30%高められています。また、ブレーキローターもRS専用の大径化されたものが搭載され、コーナリング時や高負荷時の制動力が強化されています。

この違いにより、LXやEXは日常使いに適したバランス型なのに対し、RSはワインディングやスポーツドライビングに適した設定になっています。

内外装のデザインの違いも見逃せません。

LXはシンプルなデザインが特徴で、ホイールは16インチスチール製が標準装備されています。EXは17インチアルミホイールを採用し、より洗練された外観に仕上げられています。RSはさらにスポーティな外装パーツが加えられ、18インチの専用アルミホイールやブラックアウトされたフロントグリル、専用のエンブレムが装着されています。内装も、RSだけは赤いステッチが施されたウルトラスエード×プライムスムースの専用シートを採用し、スポーティな雰囲気を強調しています。

装備面でも違いがあります。

LXはエントリーグレードのため、装備は必要最低限に抑えられています。EXになると、BOSEプレミアムオーディオシステムやパワーシート、シートヒーターなどの快適装備が追加されます。RSはEXの装備に加え、ドライブモードの選択肢が「SPORT」や「INDIVIDUAL」まで拡張され、よりスポーティな走行設定が可能になっています。

このように、LX・EX・RSは、それぞれ異なる個性を持っています。LXはコストパフォーマンス重視、EXは快適性と装備のバランス、RSは走行性能に特化したモデルと考えると、それぞれの選択肢が明確になります。どのモデルが最適かは、自分の求める走行スタイルや装備の優先度によって変わるでしょう。

シビック RSの新型モデルの変更点

シビック RSの新型モデルは、2024年のマイナーチェンジによっていくつかの重要な改良が加えられました。デザインの変更、走行性能の向上、装備の充実など、これまでのRSからどのように進化したのかを詳しく解説します。

まず、大きな変更点の一つがフロントデザインのリフレッシュです。

従来モデルでは、フロントグリルとバンパーの形状がスピンドル風のデザインとなっていましたが、新型ではセンターグリルが下広がりに、ロアグリルが上広がりに変更されました。これにより、フロントフェイス全体がよりシャープでスポーティな印象になっています。さらに、ヘッドライトガーニッシュとロアグリルがグロスブラック仕上げとなり、より精悍な雰囲気を強調しています。

次に、エンジンと駆動系の改良についてです。

シビック RSのエンジンは従来と同じ1.5リッター直列4気筒ターボ(182PS / 240N・m)ですが、新型では軽量シングルマスフライホイールが採用されました。これにより、従来モデルと比べて慣性モーメントが30%低減され、シフトチェンジ時のエンジン回転の落ちが早くなり、より俊敏なレスポンスを実現しています。さらに、「レブマッチシステム」も改良され、シフトダウン時のエンジン回転合わせの精度が向上し、スムーズなシフトチェンジが可能になっています。

サスペンションとブレーキの改良も見逃せません。

新型RSは従来モデルよりもスポーティな足回りを実現するために、サスペンションのセッティングが見直されました。フロントのコイルスプリングのバネレートが20%、リアが30%増加し、コーナリング時の安定性が向上しています。また、フロントのブレーキローターは大径化され、より強力な制動力を確保。これにより、ワインディングロードや高速域でのブレーキング時に、より安心感のあるフィーリングを実現しています。

さらに、新型RSではインフォテインメントシステムがアップグレードされました。

従来のナビゲーションシステムから一新され、Googleのシステムを搭載した9インチHonda CONNECTディスプレイが標準装備となりました。これにより、Googleマップが車両に直接搭載され、スマートフォンを接続しなくてもナビゲーション機能が使用できるようになりました。また、「Googleアシスタント」に対応し、音声での操作が可能となるなど、利便性が向上しています。

新型RSでは、専用のインテリアデザインも採用されました。

従来のブラック基調のインテリアに加え、エアコン吹き出し口やドアトリムに赤いラインがアクセントとして追加され、スポーティな雰囲気が強調されています。シートにはウルトラスエード×プライムスムースのコンビ表皮が採用され、運転席は8way、助手席は4wayの電動調整機構を標準装備。加えて、前席にはシートヒーターも搭載され、快適性も向上しています。

このように、新型シビック RSは、外観・走行性能・装備のすべてにおいて改良が施されたモデルとなっています。特に、走りの質感を向上させるチューニングが細部にわたって行われており、よりスポーツドライビングを楽しめる仕様になっています。従来のRSと比較すると、単なるフェイスリフトではなく、実際の運転体験に直結する改良が多く盛り込まれたモデルチェンジと言えるでしょう。

シビック RSはオートマ設定があるのか?

結論から言うと、シビック RSにはオートマ(CVT)設定はありません。シビック RSは6速マニュアルトランスミッション(6MT)のみの設定となっており、スポーティな走行を楽しむことを前提に開発されたグレードです。そのため、オートマ車を希望する場合は、RSではなく別のグレードを選ぶ必要があります。

まず、シビックのグレード展開を見てみると、オートマ(CVT)が設定されているのは「EX」グレードです。EXはRSと同じ**1.5リッター直列4気筒ターボエンジン(182PS / 240N・m)**を搭載していますが、トランスミッションがCVTであるため、よりスムーズな変速と快適なドライビングを実現しています。シビックでオートマ車を探しているなら、EXが最適な選択肢となるでしょう。

一方で、RSの特徴はスポーツドライビングに特化していることです。

RS専用のチューニングが施された足回りや、軽量シングルマスフライホイールによる鋭いエンジンレスポンス、レブマッチシステムの搭載など、マニュアル車ならではの運転の楽しさが追求されています。このため、あえてオートマ設定を用意せず、走る楽しさを求めるドライバーに向けたグレードとして設計されています。

また、RSにオートマを求める理由として、「スポーティな見た目を持ちつつ、運転の手軽さを重視したい」というニーズがあるかもしれません。しかし、RSは走行性能を最大限に引き出すためのモデルであり、その設計思想に基づいてマニュアルのみの設定となっています。

もし、「RSのようなスポーティなデザインを持ちつつ、オートマが欲しい」という場合、EXにスポーツパーツを装着するという選択肢もあります。ホンダ純正アクセサリーにはスポーツグリルやエアロパーツ、スポーティなホイールなどが用意されており、RSに近い外観を作ることも可能です。

このように、シビック RSにはオートマ設定はないものの、CVT仕様のEXを選べば、同じエンジン性能を持つオートマ車に乗ることができます。そのため、マニュアルの運転が苦手な方や、街乗りでの快適さを重視する方はEXを、走る楽しさを求める方はRSを選ぶのが適切です。

シビック RSの総評と購入のポイント

シビック RSは、マニュアルトランスミッションを楽しめる数少ないスポーティな5ドアハッチバックとして登場しました。その特長は、単なるスポーツ仕様ではなく、エンジンやシャシーにしっかりと手が加えられ、走行性能が向上している点にあります。では、シビック RSの総評と購入時にチェックすべきポイントを詳しく見ていきましょう。

まず、シビック RSの最大の魅力はダイレクトな運転感覚にあります。

搭載される1.5リッター直列4気筒ターボエンジン(182PS / 240N・m)は、シビック EXと同じスペックながら、RS専用の軽量シングルマスフライホイールを採用することで、エンジンレスポンスが向上しています。特にシフトダウン時の回転の落ちが速くなり、アクセル操作に対する反応が鋭くなったことが大きな特徴です。さらに、レブマッチシステムの搭載により、クラッチ操作時のギクシャク感を抑え、スムーズなシフトチェンジが可能となっています。

次に、シャシーと足回りの専用チューニングもRSの強みです。

通常のシビックと比較すると、車高が5mmローダウンされ、バネレートもフロント20%、リア30%増加。さらに、大径ブレーキローターを装備することで、ワインディングやサーキット走行でも安定した制動力を確保しています。これにより、通常のシビックよりもよりアグレッシブな走行が楽しめる仕様となっています。

また、デザイン面でもRSならではの特別感があります。

ブラックアウトされたフロントグリルや、専用18インチアルミホイール、スポーティなレッドステッチが施されたウルトラスエード×プライムスムースのシートなど、RSならではの演出が施されています。シンプルなシビックのデザインに対して、RSはよりスポーツモデルらしい存在感を放つ仕様となっています。

では、シビック RSを購入する際のポイントは何でしょうか?

まず、マニュアル運転に慣れているかが重要です。

RSは6速MT専用グレードであり、街乗りや渋滞時の運転はオートマに比べると多少の慣れが必要です。特に、軽量フライホイールによってエンジン回転の落ちが速くなっているため、スムーズなクラッチ操作が求められる場面もあります。MTに慣れている方には絶大な楽しさを提供しますが、普段オートマに乗っている方は試乗して感覚を確認したほうが良いでしょう。

次に、用途を考慮することも重要です。

RSはスポーツモデルであり、走行性能に重点が置かれています。そのため、家族での使用や長距離移動が多い場合、快適性を優先するならEXの方が適している可能性もあります。一方で、週末のドライブやワインディングを楽しみたい方にはRSが最適です。

さらに、価格と装備のバランスもチェックすべきポイントです。

シビック RSの車両本体価格は約419万円と、標準グレードよりも高めに設定されています。しかし、専用チューニングのサスペンションや大径ブレーキ、レブマッチシステムなどが標準装備されていることを考えると、価格相応の価値があるといえます。特に、同じ価格帯の他メーカーのスポーツモデルと比較しても、シビック RSの装備は充実しており、コストパフォーマンスは高い部類に入るでしょう。

総合的に見ると、シビック RSは「運転する楽しさ」に特化したグレードであり、MT車を存分に楽しみたいドライバーに最適な一台です。マニュアル車の選択肢が減る中で、ホンダが提供する「走りを楽しめる5ドアハッチバック」としての価値は非常に高く、長く愛せるクルマとなるでしょう。購入の際は、自身の運転スタイルや用途を考慮し、試乗を通じてフィーリングを確認することをおすすめします。

シビック RS オートマの有無と選び方

  • シビック RSにはオートマ仕様はなく、6速MTのみの設定
  • スポーツドライビングを重視した設計のためATは設定されていない
  • オートマ仕様を希望するならシビック EXやe:HEVが選択肢になる
  • RSは1.5Lターボエンジン搭載で182PSを発揮
  • 軽量シングルマスフライホイールでエンジンレスポンスを向上
  • サスペンションの専用チューニングによりコーナリング性能が強化されている
  • 専用の大径ブレーキローターを装備し制動力を強化
  • 外観はブラックアクセントや専用エアロでスポーティなデザイン
  • インテリアは赤ステッチ入りのスポーツシートやアルミペダルを採用
  • レブマッチシステム搭載でスムーズなシフトダウンが可能
  • シビック LX・EXと比較して、RSはよりスポーツ志向の仕様
  • 新型RSはフロントデザインのリフレッシュやインフォテインメント強化
  • 価格は419万円で、EXより約40万円高い設定
  • 価格には専用チューニングや装備が反映されているためコスパは高い
  • MTの運転に慣れているかどうかが購入時の大きな判断基準になる

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